本当にいい家とは
家や住宅に対して、自問自答する日々が続きました。
そして、自問自答の末、決めました。人に優しく、家にも優しく、そして街にも優しく、それでいて誰にでも手が届く価格で資産価値の高い住宅を作ろうと。人に優しい家であれば、その家に住む人は健康で快適で安心な生活がおくれます。家に優しい家であれば、家の寿命が長くなるし、メンテナンス費も少なくてすみます。
街にやさしい家であればその美しいデザインが高い資産価値を生みます。
それに、本当にいい家というのは、住めば住むほど、時が経てば経つほど、味がでてきます。
家が建ったその瞬間がベスト、その後はどんどん価値が下がっていくような家では悲しすぎます。
ところが、そのような家を追求していくと、家を建てるコストが上がっていく。
いい家だけど、高額な家はたくさんあります。
いい家じゃないけど、安い家も当然のごとくたくさんあります。
けど、いい家でなおかつ誰にでも手が届く価格の資産価値の高い家は、そう多くはありません。
それが、人に優しく、家にも優しく、それでいて誰にでも手が届く資産価値の高い家なのです。
その実現のために、我々はいろんな研究や努力や調査をしています。
その先に、本当にいい家の答えがあると、信じているからです。
株式会社東洋プロパティ
代表取締役 樋口 隆行
1. 健康で快適な家
人は人生の半分を家で過ごすことになります。その家が、人にとって優しい家かどうかは、とっても重要です。
では、人にとって優しい家とは、どんな家でしょうか。それはまさしく、人が健康で快適で安心して暮らせる、家です。
そのような家をつくるには、まずは素材選びが重要です。
それは無垢の木であったり、漆喰などの塗り壁であったり、断熱材や防蟻処理剤だって自然素材にする必要があります。家全体を石油などから作られるような新建材や化学材料だけでつくるのではなく、できるだけ自然素材で作ってしまうのです。自然素材から得られる直接的な効能やメリットは、思っている以上にたくさんあります。
目で癒されます。家に帰り見るもの全てが自然素材であれば、緊張もほぐれリラックスした状態で常にいられます。ほとんどの病気はストレスからくるといわれているほどです。無垢の木や漆喰の壁は、湿度をコントロールする機能があります。湿度が高く湿気が多いときは湿気を吸い、湿度が低く湿気が少ないときは湿気を放出します。高温多湿である日本において健康で快適な環境をつくりだすためには、湿度のコントロールは避けては通れないのです。とは言っても、ただ単に自然素材を使って家を建てればいいかと言うと、そうではなところがやっかいなところです。
自然素材といっても、実はピンキリです。
例えは漆喰の中には、100%自然素材であるものもあれば、ひび割れ防止や施工性を良くするための合成樹脂等の配合により自然素材率が50%以下という製品も多数あります。また、自然素材は適材適所で使わなければ意味をなしません。使用方法や使用箇所や使用する組合せを間違っては、せっかくの自然素材も満足に機能を発揮することができないからです。質のいい自然素材を適材適所で使用してはじめて、人に優しい家である、健康で快適で安心して暮らせる家をつくることができるのです。

2. 長持ちする家
家に優しい家は、当然ながら長持ちする家となります。
イギリス・アメリカ・フランス・ドイツの住宅の寿命が100年くらいなのに対し、日本の住宅の寿命はわずか26年と言われています。(国の白書より)せっかく建てた家が、住宅ローンを払い終える前に寿命をむかえるなんて、笑い話にもなりません。
では、どうすれば家に優しい、長持ちする家がつくれるのでしょうか。
実は、それには人に優しい家、すなわち健康で快適で安心して暮らせる家と、とても密接なつながりがあるのです。自然素材を使って健康で快適な家をつくれば、自然と家に優しい長持ちする家がつくれます。
なぜ自然素材を使った家が長持ちするのでしょうか。
それは、自然素材で家をつくることにより、家が呼吸するようになるからです。呼吸する家とは、風通しのいい家という意味ではありません。確かにそれも大切なことですが、それよりも大切なことは、調湿する機能をもった家のことです。
湿気が多いときには吸収し、湿気が少ないときは放出する、湿度の調整機能をもった家です。その機能の役割をするのが、主には無垢の木だったり、漆喰などの塗り壁材や透湿建材なのです。
文頭に申し上げた、日本の住宅の寿命の問題も、気候風土がかなり関係していると言えます。そのような気候風土から家を守るには、調湿する機能をもった家をつくることが必要不可欠なことなのです。
そのためには、自然素材と透湿建材を使って健康で快適で安心して暮らせる家をつくることが一番です。ただ、気をつけなければいけないのが、やみくもに自然素材やと透湿建材を使うのではなく質のいい材料を適材適所で使用しなければ意味がありません。
使用方法や使用箇所や使用する組合せに気をつけながら、
家をつくらなければいけないのです。自然素材や透湿建材を使っても、壁体内に結露をおこしてしまっては、なんの意味もないからです。そしてもちろん家の骨組みとなる構造材の強度と耐震性はできる限り最高レベルの基準とすることは言うまでもありません。

3. 維持費の最小限な家
維持費がかからない家といっても、まったくかからない家などありません。
でも、維持費が多くかかる家と最小限の家とでは、長い年月を通した場合、大きな金額の差となることは事実です。いくら、人にとって健康で快適ないい家、家にも優しい長持ちするいい家をつくっても、維持費が高ければ困りものです。しかもこの維持費は、住宅ローンとは別に必要なお金だということを、理解していなければなりません。
だからこそ、住宅にかかる維持費を最小限におさえる必要があるのです。
住宅の維持費というのは、主にメンテナンスコストとランニングコストに分けることができます。
メンテナンスコスト
メンテナンスコストの中で、選ぶ材料によって一番大きく金額が変わってくるのが外壁です。コーキングの打ち直しと外壁、屋根の塗り替えには、まずは足場が必要です。足場などいろいろ含めて、30坪の家の場合、おおよそ150万円はかかります。一方、東洋プロパティが推奨する外壁に使用する塗り壁材は、継ぎ目がなく紫外線にも強い、耐久性に優れた塗り壁材です。
また根材は欧米で実績のある耐久性、意匠性の高い石粒付鋼板屋根を採用しており外壁、屋根共に長期に渡りメンテナンスフリーとしています
10年に一度メンテナンスを行った場合、30年で150万円×3回=450万円の差が生じるわけです

ランニングコスト
家の断熱材や断熱の仕方によってかなり変わってきます。当社では、断熱性の高いセルロースファイバーを推奨しています。同じ大きさの30坪の家で、数十年後の電気代差額を比較してみましょう。
≪グラスウール断熱の建物と、当社推奨のセルロースファイバー断熱の電気代差額≫
30年 | 261万円 |
50年 | 435万円 |
いかがでしょうか、30年間で節約できるメンテナンスコストとランニングコストの合計は約700万円となります。見た目や機能だけではなく、メンテナンスコスト・ランニングコストなどの家を建てた後の維持費を考えた上での、材料選び・工法選びが実はとっても重要なのです。
4. 資産価値のある家
最近建てられている日本の家というのは、建ったときが一番よくて、時の経過とともに家が陳腐化して資産価値がどんどん下がっていく。それは、なぜでしょうか。
理由1:流行り廃りのあるデザイン
流行のデザインは、時間が経てば古く感じてしまいます。
理由2:長持ちしない素材
見た目や目先の機能にとらわれる事で、家の事を考えた素材を利用しないためです。原材料が自然素材でない新建材は、経年変化とはならず、経年劣化してしまうからです

無垢の木などの本物の自然素材であれば、単なる経年劣化とはなりません。経年劣化ではなく、経年変化と表現され、逆にその状態の変化を楽しめます。時が経てば経つほど経年変化を起こし、味わいや風合いを増していく、その状態を楽しめるのです。
漆喰などの塗り壁にしても、時が経ったからといって、色あせたり端がめくれたりということはありません。欧米住宅から学ぶ普遍的なデザインを取り入れ、自然素材などの本物の素材で家を建てれば、家を建てたときが最高ということではなく、その後は味わいや風合いが増して、家の資産価値が下がらないということです。欧米では家の資産価値が下がらないどころか、資産価値が上がっていく家もあります。
ときが経っても 資産価値が下がらない家、逆に美しさを増して経年変化を楽しめる家、そんな家が本当に資産価値のある家ではないでしょうか。
5. 手の届く低価格の家
手の届く低価格といっても、ただ安い家、という意味ではありません。家の価値に対して、家の価格が低いという意味です。いい家の条件である1~4までを兼ねそなえた家でありながら、決して手の届かないということの無い家です。
自然素材を使い、健康で快適で安心して暮らせて、しかも長持ちする家。そのような家をつくっていくと、高額で手の届きにくい家になりがちなのは事実です。自然素材なだけに決して安い材料ではありません。だからと言って、いい家なのだから高額になって当たり前、と開き直っては元も子もありません。
自然素材を使って、いい家をつくっても、高い家にならないように工夫すればいいのです。
それは、安い材料を使ったり工程を省力化して住宅のコストを下げるような、ローコスト住宅とは違います。ひとつひとつの工夫や努力の積み重ねによって、いい家を安くしていくことは、実は可能なのです。どのような工夫や努力をしているか、具体的にいくつかご紹介します。

まず、材料の仕入れですが、標準仕様として継続的に購入することを条件とするなどにより可能な限りメーカーや産地と直に交渉しています。また、全国の同じ考えを持った同士達と 共同購入によって発注数量を増やすことによりさらに安く仕入れる努力をしています。
工法や仕様においては、特殊工法を採用するなど仕事が早くスムーズに進むよう、仕様も含めて工夫をしています。例えば、設計上でいくつかルールをつくることで、作業を標準化し、作業効率をあげれば労務費が安くおさえられます。
材料と工事の分離発注を出来るだけ細分化するなど職種ごとの積算をとても緻密なところまで計算をすることで、節約をはかっています。
このような地道な積み重ねや工夫によって、健康で快適で安心して暮らせて、しかも長持ちする家、なのに手の届く低価格の家を実現しているのです。
共感と信頼を第一に
共感
お客様と家のつくり手が、お互いに共感しあえるということです。それは、家に対する考えや家に求めるものが、お客様とつくり手が一緒であるということです。家に対する共感がなくては、いい家づくりは絶対にできません。いくらいい家をつくろうが、いくらお金をかけようが、お客様とつくり手が一体でない家づくりに幸せという文字はありません。
家を建てるというのは、物を買うのとはわけが違います。建てた瞬間、買った瞬間で、家というのは終わりではありません。建てた瞬間から、買った瞬間から、家との長いお付き合いが始まるのです。
その家づくりに対する考えが、お客様と家のつくり手で違っていて、幸せな家づくりができるわけがないのです。
信頼
家づくりで共感できても、お互いに信頼関係がなければ、いい家づくりはできません。この共感と信頼を見極めるには、お互いに会って話をしっかりすることが一番です。見学会やインターネットなどで情報を集めておいて、いいなと思う会社へ実際に訪問しお話を聞くことが大切です。
本当の意味での共感と信頼を確かめるには、そのような地道な方法しかありません。このホームページを見て東洋プロパティに興味をもっていただいた方々。気がねなく、東洋プロパティの見学会やショールームを訪問してください。もちろんご要望があれば、建築途中の現場などをご見学いただくことも可能です。
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